2016年06月

恐いドロドロ血! 様々な病気の引き金に!(その5)

血液がドロドロな状態の人は、LDL(悪玉コレストロール)が多い、中性脂肪が高い、高脂血症、脂質異常などの病気になる可能性が極めて高い方です。

また、さらに病状が進むと、高血圧が進んだり、致命的な病気である心筋梗塞、脳梗塞など引き起こす可能性が高まります。

ここでは、ドロドロになってしまった血液をサラサラの血液に戻すために、食べ物やサプリを中心に、ご紹介します。

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■血液をサラサラにする!(食べ物編)


血液サラサラにする食品の基本は「オ・サ・カ・ナ・ス・キ・ヤ・ネ」がポイントになります。

これは・・・

(オ)お茶
(サ)魚
(カ)海藻類
(ナ)納豆
(ス)酢
(キ)キノコ類
(ヤ)野菜
(ネ)ネギ類

・・・の頭文字から取ったものです。

食事のメニューを考える時は、これを基本に考えましょう。

血液をサラサラにすることは、生活習慣病を予防することに繋がります。

なるべく毎日の食べ物の中に取り入れましょう。

①お茶

●緑茶
ポリフェノールの一種で、渋みの成分カテキンには抗酸化作用があります。

また、コレステロール値や血糖値を下げるほか、抗菌作用もあります。

●ウーロン茶
ウーロン茶にしか入っていないウーロン茶ポリフェノールには、コレステロールや中性脂肪を下げる作用があります。

ただし、飲み過ぎは胃を荒らすので注意が必要です。

●麦茶
原料の大麦に赤血球の流動性を良くする働きがあり、お茶の中では、血液をサラサラにする効果が一番あります。

②魚
青魚(イワシ、アジ、サバ、サンマ、カツオ、ブリなど)には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の脂肪酸が豊富に含まれており、赤血球や血小板に作用して血液の流れを良くします。

特にEPAは、血小板の固まる性質を防ぐ物質を作り出したり、血小板の変形能(血管内を通過しやすいように形を変える働き)を高めます。

③海藻類
昆布やワカメに含まれるヨードが新陳代謝を促します。

また、ぬめり成分であるアルギン酸が血糖値の上昇を防ぎ、コレステロール値を下げます。

アルギン酸は水溶性の食物繊維で、腸内で水分を含んで膨らむ時にコレステロールを包み込んで体外に排出します。

④納豆
納豆にしかないナットウキナーゼという酵素(体内で化学反応を助ける物質)には、血栓を溶かす働きがあります。

大豆には女性ホルモンに似た働きを持ち、動脈硬化を抑え血圧を下げるイソフラボンが含まれているので、大豆や豆腐などの食べ物も取り入れましょう。

⑤酢
クエン酸が血液中の老廃物を排出し、赤血球の膜をしなやかにして、変形能を高めます。

米酢の一種、黒酢は血液サラサラ効果ナンバーワンです。

⑥キノコ類
豊富に含まれるキノコ特有のβグルカンと呼ばれる多糖体が免疫機能を活性化するほか、コレステロールや血糖値を下げます。

特にシイタケはアミノ酸の一種、エリタデニンが過剰な血液中のコレステロールを体外に排出ます。

⑦野菜
各種ビタミンやミネラル、食物繊維を摂るために、緑黄色野菜・淡色野菜をバランスよく食べましょう。

特にビタミンCは免疫力の強化、コラーゲンの生成、鉄の吸収を促進、強い抗酸化作用など、多くの働きを持っています。

ビタミンCは果物にも含まれていますが、果物は摂り過ぎると過剰な加糖の糖質が肝臓に脂肪として蓄えられ、血液がドロドロになることもあるので注意が必要です。

果物は、午前中に食べると効果的です。

また、ニンジンやカボチャに多く含まれているカロチンという色素は、体内で効率よくビタミンAに変換されて、活性酸素の働きを阻止します。

⑧ネギ類
長ネギ、タマネギ、ニンニクなどのネギ類には、血液サラサラにする作用があります。

ネギに含まれるアリシンには消化促進や殺菌作用、血小板の凝集を抑えて血栓を予防する働きがあります。

また、タマネギは血糖値を下げ、ニンニクは赤血球の膜をしなやかにします。

⑨お味噌汁

味噌は大豆から作られる調味料です。

1日3食お味噌汁を飲む習慣は現代の日本ではなくなってしまいました。

又高血圧症の方にとってはお味噌に含まれる塩分が気になる所ですが、1日2杯飲む人と3杯飲む人とでの血圧の値の差はないという実験データもあります。

実はお味噌には中性脂肪を下げるだけではなく糖尿病予防などの生活習慣病を予防に役立つ成分が多く含まれています。

次回、最終回は「血液をサラサラにする!(サプリメント編)」についてご紹介します。お楽しみに!

恐いドロドロ血! 様々な病気の引き金に!(その4)

■ドロドロ血になる原因!

血液の状態にはドロドロな血液とサラサラな血液があります。

一般的にドロドロ血液は良くないと状態とされ、血液がドロドロになってしまうことで様々な病気を引き起こす原因になります。

しかし、もともとドロドロ血液の人は少なく、ほとんどの人が生活習慣や食生活が原因でサラサラ血液からドロドロ血液に変わっていきます。

血液がドロドロになる原因は、生活習慣やストレス、病気など、様々な原因が複合的に影響してドロドロ血液になるケースがほとんどです。

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①甘い食べ物

お菓子やジュースなどの甘い食べ物の摂り過ぎは、血液ドロドロの大きな原因です。

エネルギーとして使われない糖分は、全て肝臓中で中性脂肪に変えられて、血液中の中性脂肪が増えてしまうのです。

さらに、中性脂肪が多いと肝臓で上手く処理しきれず「レムナント」という燃えカスのような物質が血液中に残ります。

レムナントがあると、血小板が固まったり、白血球が血管壁にくっつきやすくなってしまいます。

また、甘い物を食べて血糖値が上がると、赤血球がつきやすくなったり、変形しにくくなることも分かっています。

お菓子やジュースなどは、血液ドロドロになるたくさんの原因を含んでいるので、食べ過ぎに注意しましょう。

②野菜・魚の不足

肉類や油(特にオメガ6脂肪酸、リノール酸系)を摂り過ぎると、血液中のコレステロールや中性脂肪が多くなり、血液ドロドロを招くことになります。

反対に魚(特にイワシ・アジ・サンマなどの青魚)は、血液をサラサラにするDHA、EPA(オメガ3脂肪酸、アルファ・リノレン酸系)を多く含みます。

また、野菜にはコレステロール値を下げる食物繊維、コレステロールが血管壁に付くのを防ぐビタミン類が豊富に含まれています。

③タバコ・お酒

タバコは血管を収縮させ、血液の流れを悪くし、コレステロールを酸化(悪玉化)させて血管の弾力を失わせます。

また、ストレスも多く、タバコを多く吸う中年男性には、赤血球数が増加して血液ドロドロになる「ストレス血球増加症」が多いことが分かっています。

お酒は適度に飲めば血液の流れを良くしますが、過度の飲酒は血液を収縮させるので、血液ドロドロになります。

さらに、アルコールを飲むと脱水症状になり、血液中の水分量が減って、血液ドロドロを招きます。

④ストレス

ストレスを受けると、脈が速くなって血管は収縮し、血圧が上昇します。

その結果、総コレステロール値が高くなったり、血液の流れが悪くなって、血液ドロドロになりやすくなります。

また、ストレスにさらされると体が緊張して、知らないうちに汗をかきます。

ストレスの多い生活は、日常的に体内からの水分を失い、血液中の水分が減って血液ドロドロになりやすいのです。

⑤運動不足

運動をすると新陳代謝が高まり、血液の脂肪の中性脂肪やコレステロールが燃焼されて、血液ドロドロの予防になります。

運動不足では、中性脂肪やコレステロールは溜まる一方です。

適度な運動はストレス解消になりますが、運動しないとストレスも溜まるので、血液ドロドロ状態をひどくしてしまいます。

また、運動によって中性脂肪の燃えカスであるレムナントの分解能力も高まることが分かっています。

以上が主な原因となりますが、一度血液がドロドロになってしまうと、血液をサラサラ血液に戻すのはかなり難しくなるので、日頃からドロドロ血液にならないように、原因をきちんと知って予防することが大事になります。

《《《 次回は「血液をサラサラにする【食べ物編】」についてご紹介します。お楽しみに!

恐いドロドロ血! 様々な病気の引き金に!(その3)

■ドロドロ血が引き起こす様々な症状!

ドロドロの血液は、具体的には、次のような症状を引き起こします。

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①高血圧

高血圧は、血液が血管を流れる時にかかる圧力が高い事を言いますが、血液がドロドロして流れにくくなると血管にかかる圧力が高くなります。

これが高血圧の症状です。血圧が高くなると無理に血液を流そうとするため、血管が傷つきやすくなり、そこにコレステロールやカルシウムが溜まってしまいます。
さらに血液の粘度が増し、ドロドロの状態になります。

②動脈硬化

血液がドロドロの状態が続くと、太い血管にも脂肪やコレステロール、カルシウムなどが付着し、血管が硬く、狭くなります。

これが動脈硬化の状態ですが、進行すると血栓ができて血管が詰まり脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわるような重大な病気を引き起こすことになります。

③肝臓病

粘り気を帯びた血液では、肝臓にも負担がかかり、肝機能が低下します。

また、脂肪が溜まり過ぎると脂肪肝になります。

④頭痛・物忘れ

血液がドロドロの状態では、脳の血管の末端まで酸素や栄養素が行き渡らなくなります。

その結果、脳細胞が死滅してしまうこともあり、慢性的な頭痛や、物忘れの原因にもなります。

⑤冷え性・肩こり・腰痛

全身の毛細血管まで、血液が行き渡らなくなると、手足に冷えが生じたり、肩こりや腰痛などを引き起こします。

⑥肌のくすみ・シミ・シワ

ドロドロ血のため、皮膚の毛細血管の血行が悪くなると、肌がくすんだりシミやシワができやすくなります。

⑦その他

ドロドロ血はその他にも、目の疲れや視力低下、疲れやすくなる、集中力や思考力が低下する、立ちくらみ、月経不順、月経痛、足のむくみ、抜け毛、不眠など、様々な症状の原因になります。

《《《 次回は「ドロドロ血になる原因!」についてご紹介します。お楽しみに!

恐いドロドロ血! 様々な病気の引き金に!(その2)

■ドロドロ血の正体とは?

人間の生命を維持するために欠かすことのできないのが血液です。

成人の場合、体重1kgあたり約80mlが血液とされており、生きるための重要な役割を果たしています。

血液は赤血球、白血球、血小板からなる細胞成分と、液体成分で構成され、普段は最適なバランスを保っていますが、これらの量や質に異常が起こると「ドロドロ血」状態となり、重大な病気を招く原因となります。

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(1)ドロドロ血の正体!

①赤血球が増える

熱中症などによって体が脱水状態になると、血液中の液体成分が減り、赤血球が増加して、血液が流れにくくなります。

②赤血球が硬くなる

糖尿病が進行すると、赤血球の柔軟性が失われ、狭いところを通りにくくなります。

③血小板が固まりやすくなる

メタボの人、また水分不足や飲酒などの原因によって、血小板が固まりやすくなります。

④白血球がくっつきやすくなる

風邪など体に炎症反応があると、白血球は細菌を探すために粘着性を高めます。

そのため血管にくっつきやすくなり流れを悪くします。

風邪を引いたときに顔色が悪く見えるのは、白血球が血液の流れを悪くしているためです。

ストレスや喫煙によっても、粘着性は高まります。

上記の原因のなかで、命の危険を脅かす脳梗塞や心筋梗塞を起こす原因となるのは「血小板が固まりやすくなる」ことです。

そして、この血小板を固まりやすくする原因は、普段の食生活や生活習慣に大きく関わっています。

血液がドロドロになったまま放っておくと、健康に様々な悪影響を及ぼします。

全身の毛細血管に酸素や栄養分が十分に行き届かなくなり、体に溜まった老廃物を回収したり排出する事も順調に行かなくなるため、色々な生活習慣病と言われるものを引き起こす原因にもなります。

また、頭痛や冷えなどの体の不調の原因もドロドロ血液が関係している事が少なくありません。

《《《 次回は「ドロドロ血が引き起こす様々な症状!」についてご紹介します。お楽しみに!

恐いドロドロ血! 様々な病気の引き金に!(その1)

ドロドロ血にななると、様々な病気の引き金になりこと知っていますか?

ドロドロ血 になるメカニズムをよく知って、サラサラ血の体を維持しましょう!

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■ドロドロ血ってどんな状態?

「ドロドロ血」という言葉を聞いて、どんな状態をイメージしますか?

脂ぎった、ギトギトの血液?

今にも固まってしまいそうな血液?

実は「ドロドロ血」とはいっても、血管の中を本当にドロドロとした血が流れているわけではありません。

ドロドロ血とは、赤血球や白血球、血小板の量や質に異常が起こり、血液が流れにくくなっている状態のことなのです。

日頃の不摂生などが「ドロドロ血」を招き、体の不調や最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞といった命を脅かす病気を引き起こすこともあります。

ではサラサラ血になるには日常生活で、どんなことに注意すればよいのでしょうか?

人間の命を奪いかねない、脳梗塞や心筋梗塞といった病気になる原因はいくつかありますが「ドロドロ血」もその原因の一つです。

そしてこのドロドロ血状態になるきっかけは、食事や生活習慣など日頃の行動にあり、どんな人でもドロドロ血になるリスクはあるのです。

《《《 次回は「血液ドロドロの正体とは?」についてご紹介します。お楽しみに!
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