血液がドロドロな状態の人は、LDL(悪玉コレストロール)が多い、中性脂肪が高い、高脂血症、脂質異常などの病気になる可能性が極めて高い方です。
また、さらに病状が進むと、高血圧が進んだり、致命的な病気である心筋梗塞、脳梗塞など引き起こす可能性が高まります。
ここでは、ドロドロになってしまった血液をサラサラの血液に戻すために、食べ物やサプリを中心に、ご紹介します。
■血液をサラサラにする!(食べ物編)
血液サラサラにする食品の基本は「オ・サ・カ・ナ・ス・キ・ヤ・ネ」がポイントになります。
これは・・・
(オ)お茶
(サ)魚
(カ)海藻類
(ナ)納豆
(ス)酢
(キ)キノコ類
(ヤ)野菜
(ネ)ネギ類
・・・の頭文字から取ったものです。
食事のメニューを考える時は、これを基本に考えましょう。
血液をサラサラにすることは、生活習慣病を予防することに繋がります。
なるべく毎日の食べ物の中に取り入れましょう。
①お茶
●緑茶
ポリフェノールの一種で、渋みの成分カテキンには抗酸化作用があります。
また、コレステロール値や血糖値を下げるほか、抗菌作用もあります。
●ウーロン茶
ウーロン茶にしか入っていないウーロン茶ポリフェノールには、コレステロールや中性脂肪を下げる作用があります。
ただし、飲み過ぎは胃を荒らすので注意が必要です。
●麦茶
原料の大麦に赤血球の流動性を良くする働きがあり、お茶の中では、血液をサラサラにする効果が一番あります。
②魚
青魚(イワシ、アジ、サバ、サンマ、カツオ、ブリなど)には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の脂肪酸が豊富に含まれており、赤血球や血小板に作用して血液の流れを良くします。
特にEPAは、血小板の固まる性質を防ぐ物質を作り出したり、血小板の変形能(血管内を通過しやすいように形を変える働き)を高めます。
③海藻類
昆布やワカメに含まれるヨードが新陳代謝を促します。
また、ぬめり成分であるアルギン酸が血糖値の上昇を防ぎ、コレステロール値を下げます。
アルギン酸は水溶性の食物繊維で、腸内で水分を含んで膨らむ時にコレステロールを包み込んで体外に排出します。
④納豆
納豆にしかないナットウキナーゼという酵素(体内で化学反応を助ける物質)には、血栓を溶かす働きがあります。
大豆には女性ホルモンに似た働きを持ち、動脈硬化を抑え血圧を下げるイソフラボンが含まれているので、大豆や豆腐などの食べ物も取り入れましょう。
⑤酢
クエン酸が血液中の老廃物を排出し、赤血球の膜をしなやかにして、変形能を高めます。
米酢の一種、黒酢は血液サラサラ効果ナンバーワンです。
⑥キノコ類
豊富に含まれるキノコ特有のβグルカンと呼ばれる多糖体が免疫機能を活性化するほか、コレステロールや血糖値を下げます。
特にシイタケはアミノ酸の一種、エリタデニンが過剰な血液中のコレステロールを体外に排出ます。
⑦野菜
各種ビタミンやミネラル、食物繊維を摂るために、緑黄色野菜・淡色野菜をバランスよく食べましょう。
特にビタミンCは免疫力の強化、コラーゲンの生成、鉄の吸収を促進、強い抗酸化作用など、多くの働きを持っています。
ビタミンCは果物にも含まれていますが、果物は摂り過ぎると過剰な加糖の糖質が肝臓に脂肪として蓄えられ、血液がドロドロになることもあるので注意が必要です。
果物は、午前中に食べると効果的です。
また、ニンジンやカボチャに多く含まれているカロチンという色素は、体内で効率よくビタミンAに変換されて、活性酸素の働きを阻止します。
⑧ネギ類
長ネギ、タマネギ、ニンニクなどのネギ類には、血液サラサラにする作用があります。
ネギに含まれるアリシンには消化促進や殺菌作用、血小板の凝集を抑えて血栓を予防する働きがあります。
また、タマネギは血糖値を下げ、ニンニクは赤血球の膜をしなやかにします。
⑨お味噌汁
味噌は大豆から作られる調味料です。
1日3食お味噌汁を飲む習慣は現代の日本ではなくなってしまいました。
又高血圧症の方にとってはお味噌に含まれる塩分が気になる所ですが、1日2杯飲む人と3杯飲む人とでの血圧の値の差はないという実験データもあります。
実はお味噌には中性脂肪を下げるだけではなく糖尿病予防などの生活習慣病を予防に役立つ成分が多く含まれています。
次回、最終回は「血液をサラサラにする!(サプリメント編)」についてご紹介します。お楽しみに!
また、さらに病状が進むと、高血圧が進んだり、致命的な病気である心筋梗塞、脳梗塞など引き起こす可能性が高まります。
ここでは、ドロドロになってしまった血液をサラサラの血液に戻すために、食べ物やサプリを中心に、ご紹介します。
■血液をサラサラにする!(食べ物編)
血液サラサラにする食品の基本は「オ・サ・カ・ナ・ス・キ・ヤ・ネ」がポイントになります。
これは・・・
(オ)お茶
(サ)魚
(カ)海藻類
(ナ)納豆
(ス)酢
(キ)キノコ類
(ヤ)野菜
(ネ)ネギ類
・・・の頭文字から取ったものです。
食事のメニューを考える時は、これを基本に考えましょう。
血液をサラサラにすることは、生活習慣病を予防することに繋がります。
なるべく毎日の食べ物の中に取り入れましょう。
①お茶
●緑茶
ポリフェノールの一種で、渋みの成分カテキンには抗酸化作用があります。
また、コレステロール値や血糖値を下げるほか、抗菌作用もあります。
●ウーロン茶
ウーロン茶にしか入っていないウーロン茶ポリフェノールには、コレステロールや中性脂肪を下げる作用があります。
ただし、飲み過ぎは胃を荒らすので注意が必要です。
●麦茶
原料の大麦に赤血球の流動性を良くする働きがあり、お茶の中では、血液をサラサラにする効果が一番あります。
②魚
青魚(イワシ、アジ、サバ、サンマ、カツオ、ブリなど)には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の脂肪酸が豊富に含まれており、赤血球や血小板に作用して血液の流れを良くします。
特にEPAは、血小板の固まる性質を防ぐ物質を作り出したり、血小板の変形能(血管内を通過しやすいように形を変える働き)を高めます。
③海藻類
昆布やワカメに含まれるヨードが新陳代謝を促します。
また、ぬめり成分であるアルギン酸が血糖値の上昇を防ぎ、コレステロール値を下げます。
アルギン酸は水溶性の食物繊維で、腸内で水分を含んで膨らむ時にコレステロールを包み込んで体外に排出します。
④納豆
納豆にしかないナットウキナーゼという酵素(体内で化学反応を助ける物質)には、血栓を溶かす働きがあります。
大豆には女性ホルモンに似た働きを持ち、動脈硬化を抑え血圧を下げるイソフラボンが含まれているので、大豆や豆腐などの食べ物も取り入れましょう。
⑤酢
クエン酸が血液中の老廃物を排出し、赤血球の膜をしなやかにして、変形能を高めます。
米酢の一種、黒酢は血液サラサラ効果ナンバーワンです。
⑥キノコ類
豊富に含まれるキノコ特有のβグルカンと呼ばれる多糖体が免疫機能を活性化するほか、コレステロールや血糖値を下げます。
特にシイタケはアミノ酸の一種、エリタデニンが過剰な血液中のコレステロールを体外に排出ます。
⑦野菜
各種ビタミンやミネラル、食物繊維を摂るために、緑黄色野菜・淡色野菜をバランスよく食べましょう。
特にビタミンCは免疫力の強化、コラーゲンの生成、鉄の吸収を促進、強い抗酸化作用など、多くの働きを持っています。
ビタミンCは果物にも含まれていますが、果物は摂り過ぎると過剰な加糖の糖質が肝臓に脂肪として蓄えられ、血液がドロドロになることもあるので注意が必要です。
果物は、午前中に食べると効果的です。
また、ニンジンやカボチャに多く含まれているカロチンという色素は、体内で効率よくビタミンAに変換されて、活性酸素の働きを阻止します。
⑧ネギ類
長ネギ、タマネギ、ニンニクなどのネギ類には、血液サラサラにする作用があります。
ネギに含まれるアリシンには消化促進や殺菌作用、血小板の凝集を抑えて血栓を予防する働きがあります。
また、タマネギは血糖値を下げ、ニンニクは赤血球の膜をしなやかにします。
⑨お味噌汁
味噌は大豆から作られる調味料です。
1日3食お味噌汁を飲む習慣は現代の日本ではなくなってしまいました。
又高血圧症の方にとってはお味噌に含まれる塩分が気になる所ですが、1日2杯飲む人と3杯飲む人とでの血圧の値の差はないという実験データもあります。
実はお味噌には中性脂肪を下げるだけではなく糖尿病予防などの生活習慣病を予防に役立つ成分が多く含まれています。
次回、最終回は「血液をサラサラにする!(サプリメント編)」についてご紹介します。お楽しみに!