■歯周病で歯を失うことと認知症の関連性!
歯周病は、重症化しないかぎり強い症状はありません。
自覚症状が少なく、自分でみつけるのが難しい病気です。
歯周病の原因は細菌感染ですが、その原因菌はクチの中だけでなく全身に拡散して悪さをしています。
たとえばADのヒトの脳から高頻度で検出されたり、大腸癌の病巣から発見されたりしています。
そして厚労省の調査では、50歳代後半から60歳代前半にかけて歯周病を持つ人の割合は8割を超えていますし、若い世代でも歯周病になっている人は少なくありません。
日本人の多くに歯周病による「小さな炎症」が相当長期間続いている可能性があり、それが認知症を悪化させている畏れがあることになります。
また、歯周病や虫歯が進行した結果として「歯を失う」という状況が生まれます。
ひと言でいえば「噛めない」ということですが、実はこれも認知症の進行と深い関係があるのです。
次回は「歯数と認知症の深い関係!」についてご紹介します。お楽しみに!