■理性があるうちに自分への約束事を決めておく!
血中アルコールの濃度が高くなると、「お酒に酔う」という状態になり、顔が赤くなる、おしゃべりになり声が大きくなるなどの変化が現れます。
この時、脳の中では、理性や判断をつかさどる大脳皮質の活動をコントロールしている部分がまひしています。
さらに視力が低下し知覚や運動能力に影響します。
飲酒は少量でも理性をなくす可能性があり、お酒を飲み始めると少量にとどめることが難しくなります。
お酒を飲み過ぎないためには、飲酒をしていない状態、つまり理性がしっかり働いているときに自分への約束事を決めておきましょう。
具体的には.....
・忘年会に出席する回数を少なくする
・二次会には出席しない
・帰る時間を決めて家族に迎えに来てもらう
・帰りの電車を決めて有料の座席をとっておく
・早く閉店する店で飲む
.....など回数や時間的な制限を自分に合った方法で考えておきましょう。
所持する現金を一次会の分だけにするなど物理的な方法も有効かもしれません。
また、体内へ入れるアルコールの量を減らすためには、以下を実践するといいでしょう。
・ゆっくり飲む
・食べながら飲む
・合間に水を飲む
・濃いお酒は薄めて飲む
・ちゃんぽんはしない
・できるだけ小さいグラスで飲む
気の合った仲間たちとお酒を飲む時間は、大変楽しいものです。
しかし、それは健康があってのこと。
お酒で健康を害してしまっては、仲間との楽しい時間も過ごせなくなります。
飲酒の健康被害を認識した上で、自分に合った健康的な飲み方のスタイルを考えてみましょう。