2018年12月

年末はお酒の飲み過ぎに要注意!(最終回)

■理性があるうちに自分への約束事を決めておく!

血中アルコールの濃度が高くなると、「お酒に酔う」という状態になり、顔が赤くなる、おしゃべりになり声が大きくなるなどの変化が現れます。

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この時、脳の中では、理性や判断をつかさどる大脳皮質の活動をコントロールしている部分がまひしています。

さらに視力が低下し知覚や運動能力に影響します。

飲酒は少量でも理性をなくす可能性があり、お酒を飲み始めると少量にとどめることが難しくなります。

お酒を飲み過ぎないためには、飲酒をしていない状態、つまり理性がしっかり働いているときに自分への約束事を決めておきましょう。

具体的には.....

・忘年会に出席する回数を少なくする

・二次会には出席しない

・帰る時間を決めて家族に迎えに来てもらう

・帰りの電車を決めて有料の座席をとっておく

・早く閉店する店で飲む

.....など回数や時間的な制限を自分に合った方法で考えておきましょう。

所持する現金を一次会の分だけにするなど物理的な方法も有効かもしれません。

また、体内へ入れるアルコールの量を減らすためには、以下を実践するといいでしょう。

・ゆっくり飲む

・食べながら飲む

・合間に水を飲む

・濃いお酒は薄めて飲む

・ちゃんぽんはしない

・できるだけ小さいグラスで飲む

気の合った仲間たちとお酒を飲む時間は、大変楽しいものです。

しかし、それは健康があってのこと。

お酒で健康を害してしまっては、仲間との楽しい時間も過ごせなくなります。

飲酒の健康被害を認識した上で、自分に合った健康的な飲み方のスタイルを考えてみましょう。

年末はお酒の飲み過ぎに要注意!(その2)

■飲酒は副次的な健康被害や社会的な影響も!

飲酒そのものが健康被害を引き起こすだけでなく副次的な健康被害もあると報告されています。

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米国の研究によると、飲酒をすると眠る前に何かを食べる可能性が高いことが明らかになっています。

特に塩味のスナックやピザなどジャンクフードを選ぶ可能性が高いと報告されています。

緑黄色野菜など健康的な食品は少なあようです。

日本でもお酒を飲んだ後に、ラーメンを食べるなど「シメ」の習慣があります。

飲酒により塩分過多、カロリーオーバーといった生活習慣病のリスクが高くなる食品を選ぶ傾向が、米国の研究と同じようにあるようです。

アルコールだけでなく、このような副次的な健康被害も再認識しておきましょう。

また、飲酒は交通事故や暴力など社会的な悪影響の危険因子でもあります。

酒に酔ってふらついたり、路上に寝そべって車と接触する、いわゆる路上寝こみによる交通事故が各地で報告されています。

暴力も問題です。

飲酒をすると、脳が攻撃的になることも研究で明らかにされています。

低用量のアルコールでも、脳の攻撃性を調節して抑えている部分の働きが変化すると報告されています。

次回、最終回は「理性があるうちに自分への約束事を決めておく!」についてご紹介します。
お楽しみに!

年末はお酒の飲み過ぎに要注意!(その1)

■お酒の飲み過ぎは寿命を縮め重大な病気の引き金に!

忘年会や新年会など、年末年始は飲酒の機会が増えてきます。

お酒の飲み過ぎは体に悪いとわかっていても、飲酒の回数が増え、深酒に陥りやすい季節です。

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しかし、飲酒は精神疾患、心血管疾患、肝硬変、がんなどの主要な危険因子であることがわかっています。

また、WHOの報告によると、本人の健康だけでなく交通事故や暴力など、自殺なども含め、飲酒に関連した死亡はすべての死の3.8%を占めると報告されています。

2010年には「アルコールの有害な使用を提言するための世界戦略」がWHO総会において採決され、世界的にも飲酒の低減が呼びかけられています。

年末年始は飲酒の影響を再確認し、お酒の飲み過ぎに注意しましょう。

わが国では生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日の純アルコール摂取量で男性40g、女性20g以上としています。

純アルコール量は.....

・ワイン1杯(120ml)12g
・ビール中瓶1本(500ml)20g
・清酒1合(180ml)22g
・焼酎1合(25度180ml)36g

.....となっています。

女性は男性に比べてアルコールによる肝臓障害を起こしやすく、アルコール依存症になる期間も短いと報告されています。

また、世界19カ国からおよそ60万人の飲酒者の飲酒習慣と健康を比較検討した研究によると、週に純アルコール量200g以上の習慣的な飲酒は、寿命を1~2年縮め、週当たり360gを超えると寿命を4~5年の縮めることがわかっています。

アルコールは習慣性のある飲み物です。

飲酒の低減化に成功している人でも、度重なる飲み会がきっかけで再び習慣化するある恐れもあり注意が必要です。

次回は「飲酒は副次的な健康被害や社会的な影響も!」についてご紹介します。
お楽しみに!

笑いがもたらす健康効果!(最終回)

■NK細胞を活性化する方法!

NK細胞の働きを活発にして癌やウイルスに強い体を保つには、日常でいくつかの心がけが必要です。

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NK細胞はストレスによって弱まり、うつ状態ではかなり悪影響を受けてしまいます。

まずは以下のことを心がけましょう。

・毎日7~8時間の睡眠をとる

・心身両面の過度なストレスや疲労を避ける

・心配や不安、悲しみはなるべく短い時間で乗り越える

・憂うつ感が長く続く場合は、早めに専門医に相談する

一方、NK細胞を強くするためには、楽しく笑うだけでなく以下のような方法がおすすめです。

①適度な運動を毎日続ける!

少なくとも週3回続けるもっとも効果的な運動の目安は、毎日約30分、少し速いと思えるくらいのスピードでウォーキングを。過労となるほどの激しい運動は、かえってマイナスに。

②自分の好きなことを見つけて熱中する!

たとえば、カラオケ好きな人が熱唱するとNK細胞が一気に活性化します。

ところが、歌が苦手な人のNK活性は逆に弱まってしまったという実験結果も。

好きなことに打ち込むときの集中力がカギとなります。

③特におもしろいことがなくても笑顔を心がける!

NK細胞の働きが弱い人や基準値の人は、作り笑顔を続けた後にNK細胞が活性化するという実験結果が出ています。

「表情はいつも笑顔で!」が、免疫力アップに効果的です。

笑いがもたらす健康効果!(その3)

■日常生活で笑いを意識しプラス志向に!

いくら体に良いからといっても、意識して笑うのはなかなか難しいものです。

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テレビのお笑い番組やコメディ映画を観るのも、限りがあります。

笑える毎日のコツは、日頃から自分でおもしろい話を考えて周囲の人に話し、一緒に楽しむこと。

そのためには常に笑いのネタ探しが必要なので、胸の内の不安や心配ごとより外の世界へと注意が向いてきます。

やがて人を笑わせることに快感まで覚えるようになれば、前向きな気持ち、喜びがさらに健康にプラス効果をもたらすでしょう。

中でも自分や身内の失敗談、短所などは笑い話になりやすく、なにか失敗したりや嫌なことがあっても、「これは使える」と思えばいつまでもくよくよと考えなくなります。

意識して周りの出来事を観察すれば、日常生活や仕事の中にも意外なほどネタはたくさん見つかるものです。

次回、最終回は「NK細胞を活性化する方法!」についてご紹介します。
お楽しみに!
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