連日猛暑が続きますが暑さ対策大丈夫ですか?
猛暑といえば熱中症に要注意ですが熱中症より怖い病気!
夏血栓って知ってますか?
夏血栓!つまり夏に起こりやすい血栓だから「夏血栓」
まずは血栓のメカニズムについて
具体的には夏に起こる心筋梗塞や脳梗塞肺血栓塞栓症などをいいます。
血栓はイメージとしては水道管などの曲がっている部分やふた股などに分かれている部分にさびができたりゴミがたまったりするのと同じです。
血管の中に血液に含まれるタンパク質や血小板などがたまってしまうのが血栓です。
これは誰にでも起こり得ます。
そしてこの血栓の塊がはがれて血管の中を流れ脳の細い血管に詰まってそこより先の細胞が壊死すれば脳梗塞になります。
心臓に詰まれば心筋梗塞になり肺に詰まれば肺血栓塞栓症になるわけです。
血栓ができやすい要因は大きく分けて3つあります。
【1:血管が障害を起こしている】
高血圧や脂質異常症、糖尿病などによって血管の内側が傷ついているとき。
【2:血流が悪い】
飛行機やクルマなどの狭い座席に長時間同じ姿勢で座ったりして血管が圧迫されている。
【3:ドロドロ血】
脂質異常症や脱水症状などで血液の成分がドロドロになっている。
そんな血栓が夏に起こりやすいのは熱中症と同に脱水症状が関係しています。
冬の血栓症は暖かい部屋から急に寒い室外に出たときなど急激に血管が収し血流が早くなって血栓がはがれ脳や心臓の血管に詰まることが多いのです。
一方夏血栓は脱水症状などで血がドロドロになることが主な要因です。
もちろんドロドロ血に加え長時間同じ姿勢をして血流が悪くなれば危険度は更に上がります。
運転手の方やデスクワークの方など何時間も同じ姿勢でいると肺血栓塞栓症を発症しやすくなります。
つまり夏の暑い日に急に気分が悪くなればまず熱中症を疑いたくなりますが実は夏血栓の場合もあるのす。
そこで間違った処置をしてしまうと命を落とす危険が一気に増すのです。
やっかいなのが素人には自分が熱中症なのか夏血栓なのか判断が難しいこと?
熱中症の場合は体を冷やすなどの処置をしますが脳梗塞などの場合は血栓を溶かす作業をしなくてはなりません。
判断を間違えたために障害が残ったという症例もあるようです。
そのため熱中症だと思って日陰で休んでいたら突然死しまうという恐れも……。
急性肺血栓塞栓症の死亡例の40%が発症1時間以内の突然死です。
症状は発熱、冷や汗、動悸、咳、呼吸困難、胸の痛み、血痰など。
もし苦しいと感じたら、自分で判断しないで早めに病院で検査を受けたほうがいいでしょう!
では最後に夏血栓の予防法をズバリ!
日頃からドロドロ血にならない食べ物を取るのも大切です。
◆例えば納豆に含まれているナットウキナーゼは血栓を予防する効果があります。
◆とにかく同じ姿勢でいないこと。
◆脱水症状にならないようにこまめに水分補給をすることです。
まだまだ暑い日が続きます。
暑さ対策は 十分に気をつけてこの夏を乗り気っていきましょう\(^-^)/