花粉症

花粉症は遺伝子する?(最終回)

■花粉症の低年齢化!

実は今、子どもの花粉症が増えており、低年齢化しています。

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ここに、某製薬会社が調査した興味深いデータがあります。

 0歳~16歳の子どもを持つ2,587人の父母の子ども4,371人を対象に『子どもの花粉症』に関する調査を行ったところ「子どもが花粉症だと思う」と答えた親は25.7%もいました。

なんと、子どもの約4人に1人が花粉症であると感じているのです。

さらに「花粉症を発症している」という子どもを対象に発症年齢を確認したところ、「5歳」が10.7%、「3歳」が10.4%、「6歳」が8.9%、と続き、発症の低年齢化が確認されました。

また、69.3%が10歳までに、36.6%が5歳までに発症しているという実態も浮かび上がり、その深刻さがうかがえます。

花粉症は遺伝子する?(その3)

■母親がアレルギー体質の場合!

一般的に、父親よりも母親がアレルギー体質のほうが、子どもに遺伝しやすいとされています。

よって、母親がスギ花粉症であったりすると、高確率で子どももスギ花粉症となる場合が多いのです。

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このように、アレルギーというのは一筋縄ではいかない問題です。

親のアレルギー体質が必ずしも遺伝するか、というとそうではないですし、遺伝したとしてもまったく別のアレルギー疾患を発症する可能性もあるのです。

興味深いデータとして、父親のみが花粉症の子どもは23.4%が花粉症を発症していますが、母親のみが花粉症の子どもは、32.8%が花粉症という調査結果があります。

母親の遺伝の方が9.4%も高い確率で発症し、その影響の大きさがわかります。

これは、妊娠期お腹にいた時から出産後母乳で育つ、といった体験を通して、子どもがより母親に似た体質となってくるのかもしれません。

《《《 次回、最終回は「花粉症の低年齢化!」についてご紹介します。お楽しみに!

花粉症は遺伝子する?(その2)

■両親がともに花粉症の場合!

年々増加している子どもの花粉症!

さらに低年齢での発症も多くなってきており、親として気になるのが体質の遺伝です。

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ご自身が花粉症の場合、あのツラさは、できることなら子どもには味わって欲しくないもの親心だと思います。

しかし、調査によると、両親がともに花粉症ではない子どもの花粉症は「11.6%」でしたが、両親がともに花粉症の子どもは...

なんと「43.2%」が花粉症だったのだそうです!

親が花粉症だと、やはり子どもも花粉症になる確率は高いようです

また、相乗効果でさらに強いアレルギー疾患が現れる場合も少なくありません。

たとえば、スギ花粉症ではなく、喘息やアトピーになってしまう場合もあるのです。

《《《 次回は「母親がアレルギー体質の場合!」についてご紹介します。お楽しみに!

花粉症は遺伝子する?(その1)

花粉症は、親から遺伝してしまうものなのでしょうか?

この疑問は、多くの方が抱いてると思います。

結論から言うと答えは...

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「yes」です!

花粉症というのはアレルギー疾患です。

アレルギー疾患というのは、花粉症に限らず遺伝するものであると言われています。

例えば、スギに対する花粉症の親がいたとします。

すると、子どももスギ花粉症になる、ということがよくあります。

さらに、魚や卵やそばなど、特定の食べ物に対するアレルギーもそのまま遺伝されやすいなのです。

■絶対遺伝するわけではない!

花粉症を始めとするアレルギー疾患は親から子へ遺伝するものです。

しかし、だからといって絶対に遺伝するか、というとそうではありません。

親がスギ花粉症だったとしても、子どもは花粉症にはならない場合もあるります。

卵アレルギーや魚アレルギーを親が持っていた場合、卵アレルギーだけを受け継いで、魚アレルギーは子どもは持っていない場合もあります。

このように、遺伝というは1=1、2=2、という関係ではなく、あくまで遺伝の可能性に過ぎないというわけです。

《《《 次回は「両親がともに花粉症の場合!」についてご紹介します。お楽しみに!

花粉症!初期療法の注意点!(最終回)

■日常のケアを忘れずに!

初期療法と一緒に、花粉症を軽減する日常のケアもはじめると効果的です。

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症状の程度にもよりますが、外出時には「マスクや帽子を着用する、コートなどは花粉の付きにくいポリエステルやナイロン素材にする」

また、帰宅時には「コートなどにブラシをかけてから家に入る、目や鼻、ノドを洗う、スチーム吸入などで鼻やノドの粘膜をケアする」

さらに自宅では「掃除をこまめにしてほこりをためない(花粉はほこりと一緒に室内にたまりやすい)」などの予防対策をとりましょう。

ストレスも治療の妨げになります。

睡眠時間をきちんととる、疲労をためないようにする、風邪をひかないようにする、タバコやアルコールはひかえるなど、初期療法を受けるときには生活習慣も見直し、最盛期にそなえることが大切です。

≪≪≪ おわり!
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