関節炎

関節痛!原因を知って早めの予防と対策!(最終回)

■スポーツ時の関節障害!

最近、スポーツを始めた中高年の人に、関節痛を起こす人が増えています。

ハードなスポーツでなくても、ウォーキング、ジョギング、ゴルフ、テニス、筋肉トレーニングなどを行う時にも注意が必要です。

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中高年になると関節の軟骨がすり減り、軽度の変形性関節症を起こしていることが少なくありません。

それを考えず、つい無理をしてしまうのが、最大の原因なのです。

そのなかでも、最も多いのが膝の関節障害です。

スポーツをする時、膝には大きな負荷がかかります。

歩くときには体重の2~3倍、走るときには5~10倍もの負荷がかかります(速さや走り方、靴の種類などによっても差があります)。

いきなり走ったり跳んだりすると、膝に過度の負担がかかり、半月板(軟骨)が割れたり、じん帯の断裂を起こすことも少なくありません。

また、足首のねんざやひじの脱臼なども、関節痛の原因となります。

それほどひどい症状でなくても、つい夢中になってやり過ぎ、関節痛を起こす人も少なくありません。

ジムなどでトレーナーの指導を受けている場合でも、膝や肘の状態は把握しづらいので、自分でも注意しておく必要があります。

もしスポーツをしていて関節に違和感をおぼえたら、炎症を抑えるために数日は休んで、様子をみることが大切です。

また予防のため、次のことを心がけましょう。

①ストレッチなどの準備運動をきちんとする

②膝に負担がかかりにくい、クッション性のよい靴をはく

③最初はゆっくり体を動かし、徐々にペースを上げていく

④張り切り過ぎない(翌日に疲れが残らない程度に)

⑤スポーツの後は軽い体操などでクールダウンする。

・・・以上!
いづれもちよっとした心構えで改善されるので、すぐにでも実戦してみてはいかがですか

関節痛!原因を知って早めの予防と対策!(その6)

■こんな症状は要注意!

関節リウマチの患者は、女性が7~8割を占めています。

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原因は、女性ホルモンが関係していると考えられていますが、まだはっきりとは解明されていません。

また年齢面でも、比較的若いころから発症する人が多く、30~50代の働き盛りに多くみられます。

また、その症状には、次のような特徴があります。

①原因不明の微熱や倦怠感(だるさ)が続く

②初期には手や足の指にこわばりや腫れ、痛みを感じる人が多い

③体重が減少することもある

④進行すると貧血や腎臓障害などもみられる

これらのうち、朝起きた取るなどに手足の指のこわばりや腫れなどから異常に気付く人が多いので、そうした症状には、特に注意が必要です。

鎮痛薬や湿布薬などで一時しのぎをしていると、関節の破壊が進み、悪化しかねません。

変形性関節症などと区別し、適切な治療を受けるためにも、早めに関節リウマチの専門医を受診することが大切です。

(参考)新しい治療薬の主流は遺伝子組み換え技術を応用した「生物学的製剤」で、日本では2003年から使用が始まっています。
分子レベルで作用し、従来の薬では効かなかった患者の6割程度にも効果があるとされています。
ただし、免疫機能を抑えるので、感染症などには気を付ける必要があります。 

治療面においては、症状を緩和する従来の薬(抗リウマチ薬)に加え、最近は関節の破壊を止め、炎症を抑える新しいタイプの薬も使用されるようになっています。

また、関節リウマチにはリハビリテーションが欠かせませんが、自己流で無理をすることは禁物です。

治療の一環としてリウマチの患者さん向けに工夫されたリハビリの方法もあります。

次回、最終回は「スポーツ時の関節障害!」についてご紹介します。お楽しみに!

関節痛!原因を知って早めの予防と対策!(その5)

■関節リウマチ!

変形性関節症と並ぶ、関節痛の2大原因のひとつが関節リウマチです。

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同じように関節痛を伴いますが、大きな違いがあります。

それは原因が、自己免疫疾患だという点です。

免疫は、体内への細菌などの侵入を防ぐ大切な機能ですが、過剰に働くと私達自身の体の一部を攻撃してしまうことがあります(免疫異常)。

免疫異常は、全身に様々な影響を及ぼしますが、そのうちの関節に起こる症状が関節リウマチです。

最新の研究では、関節部分に炎症が起こると、特殊な化学物質が放出され、それを目当てに集まってきたマクロファージなどの免疫細胞と化学物質との反応をきっかけに、次々と過剰な免疫反応が起こることがわかってきています。

(参考)免疫細胞の中心は白血球で、マクロファージやリンパ球、顆粒球などから構成されています。
ウイルスや細菌などの異物をとらえるほか、がん細胞などとも闘うことが知られています。

進行すると関節の組織が破壊され、痛みや腫れがひどくなり、指が変形するなどして日常生活に支障をきたすこともあります。

それだけに早期発見と専門医による治療がポイントとなります。

次回は「こんな症状は要注意!」についてご紹介します。お楽しみに!

関節痛!原因を知って早めの予防と対策!(その4)

■変形性関節症の予防!

変形性関節症の予防のポイントは、以下の2つです。

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① 関節に負担をかけない生活。

② 運動で関節を柔軟にし、さらに周辺の筋肉を強化する。

●関節に負担をかけない生活!

肥満気味の人は体重を減らす肩や腰、肘、膝などを冷やさない同じ姿勢を続けない(時々体を動かし、リラックスさせる)

外出時にはクッション性のよい靴をはく正しい歩き方(ひざを伸ばしかかとから着地し、つま先で後ろへ蹴る)をする

O脚の人は、靴のインソールなどで補正する。

足元に不安がある場合は、ステッキを使う。

●トレーニングで予防!

ストレッチ運動をする

①首を前後左右に曲げ、首筋を伸ばす

②両手を前に伸ばして組み、腕全体を伸ばしながら上方向や左右に交互に引っ張る

③足を前後に開き、前傾姿勢で後ろ足のひざ裏や腱を伸ばす

・・・等々

いずれも無理をせずに、ゆっくりと行いましょう。

次回は「関節リウマチ!」についてご紹介します。お楽しみに!

関節痛!原因を知って早めの予防と対策!(その3)

■変形性関節症になりやすい人!

変形性関節症は、老化が主な要因だけに、加齢とともに誰にでも起こりえます。

ただし、以下のような人には、特に起こりやすいので注意が必要です。

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① 肥満気味の人

肥満になると膝にかかる負担も大きくなります。

② 運動不足の人

肩や肘、膝などの関節が固くなり、筋肉も衰えて関節への負担が増えます。

③ O(オー)脚気味の人

膝が外側に曲がっていると、内側の軟骨がすり減りやすくなります(靴底の外側が減る人はO脚の傾向あり)

次回は「変形性関節症の予防!」についてご紹介します。お楽しみに!
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