■ゆがみの予防(2)
一方、予防のためには日常の姿勢やクセを見直すことも大切です。
立ち姿勢、歩行姿勢、座り姿勢などが悪いと、骨盤や筋肉へのストレスが改善されません。
①立ち姿勢
立っている時、片足に体重をのせ、腰をゆがめるクセはありませんか。
片側の骨盤や筋肉への負担が大きくなるので、意識的に両足に体重をのせるようにしましょう。
②歩行姿勢
中高年の方には、歩く時の軸がぶれたり、後ろに重心がかかる歩き方をしている例が少なくありません。
靴のかかとの減り方に偏りがある(左右片方だけが減る、外側だけが減るなど)場合は、この傾向があります。
歩く時は、道路にまっすぐなライン(帯)を想定し、その上を歩くようにイメージしてみましょう(視線は足元を見ず、少し遠くに)。
それだけで自分の歩き方が変わったと感じるはずです。
歩き方は腰から前に出る感じを大切にし、膝を少し伸ばすのが基本(但し、膝痛のある時は無理をしない)。
「歩行姿勢計」で自分の歩きグセを知り、正しい歩行姿勢を確認するのもいい方法です。
③座り姿勢
椅子に座るときは、できるだけ足を組まないように心がけましょう。
床に座るとき、女性には横座りが多いのですが、同じ姿勢を続けないよう、時々座る向きを変えましょう。