スクラブ洗顔

スクラブ洗顔の危険性!(最終回)

■マイクロビーズの危険な理由!

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①危険な理由1:川や海に流れ出てしまう!

マイクロビーズにはとても小さいため、下水処理施設のフィルターを簡単に通り抜けてしまいます。

つまり洗顔後、洗い流されたマイクロビーズは下水と混じり、もう二度と取り除くことができないということです。

下水処理施設を通り抜けたマイクロビーズは、そのまま川や海に流れ出て、環境を汚染します。

アメリカの市民団体がある湖を調べたところ、1平方㎞あたり60万粒ものマイクロビーズが混入していたそうです。

また、ニューヨークだけでも毎年19万tものマイクロビーズが川や海に流れ出ていることがわかりました。

こんなにもたくさんのプラスチック粒子が川や海に混じってしまっているなんて、怖いですよね。

結局その水はいつかまた私達人間が飲むということを考えても、とても危険な汚染と言えます。

②危険な理由2:魚などに有害物質が蓄積!

マイクロビーズが川や海に流れ出てしまうだけでも環境にはとても危険ですが、マイクロビーズにはもっとやっかいな問題点があります。

マイクロビーズは、周囲の化学物質や汚染物質を吸収しやすいという点です。

たとえば殺虫剤などの有害物質が水中に混ざっていた場合、マイクロビーズはその殺虫剤を吸収してしまいます。

そしてとても小さいため、微生物や魚などがこの汚染されたマイクロビーズを食べ、体の中に有害物質を蓄積させてしまうのです。

③危険な理由3:濃縮し結局人体の危険に!

微生物の体内に蓄積した有害物質は、微生物を食べた魚、それを食べた大きな魚、そしてさらにその大きな魚を食べた人間に・・・

と言った具合に、どんどん濃縮され、魚を介し人間の体に溜っていきます。

これを「生物濃縮」といいますが、最終的には人間の体内に有害物質がたまり、その濃度はどんどん濃くなっていきます。

つまり、マイクロビーズが吸収した殺虫剤などの有害物質は、結局食べ物を通じて私達の体内に溜まっていくのです。

魚を食べたら殺虫剤が体にたまっていくなんて、とても恐ろしいことです。

 ④危険な理由4:目を傷つける!

マイクロビーズは、有害物質を含んでいなかったとしても危険です。

マイクロビーズの正体はプラスチックですから、人間の目の表面にくらべてかたいです。

目に入ると、角膜などを傷つけてしまう危険があります。

 ⑤危険な理由5:肌を傷つける!

同様に、肌にとっても危険です。

プラスチックで肌をこすっているわけですから、肌が傷ついてしまいます。

ひどい人では肌が赤く腫れたり、刺激により吹き出物ができたりします。

 以上、いかがでしたか?

肌がきれいになるとして人気のスクラブ洗顔ですが、含まれているマイクロビーズが環境にも人体にも危険だと最近判明しました。

マイクロビーズは下水処理で取り除くことができず、自然界に流れ出て環境を汚染してしまうのです。

しかも有害物質を吸着しやすい性質があるため、微生物→魚→人間という順に生物濃縮を起こし、自然界の生き物や人間の体に危険をもたらします。

また、目や肌を傷つける恐れもあります。

このように危険なスクラブ洗顔は、世界で販売禁止の流れが生まれています。

日本ではまだ規制されていませんが、環境や自分の体のことを考えて、使わないようにしていきたいですね。

ちなみに、植物性のスクラブ洗顔料も販売されており、こちらには危険なマイクロビーズは使われていません。

お肌のためにも地球のためにも、植物性のスクラブ洗顔を使いましょう。

スクラブ洗顔の危険性!(その1)

スクラブ洗顔、使っていますか?

スクラブ洗顔とは、マイクロビーズという細かな粒子が入っている洗顔料で顔を洗うことです。

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マイクロビーズが毛穴の黒ずみを取り除いてきれいにしてくれるとして、日本でもブームになりました。

肌のデコボコもスベスベにしてくれるため、特に女性には大人気ですよね。

私も愛用しています。

しかし、最近『スクラブ洗顔が危険』といわれはじめているのをご存知でしょうか?

なんとあのスベスベ感をもたらしてくれるマイクロビーズが、実は環境にも人体にも危険であることがわかり、世界中で話題になっているのです。

アメリカではすでに規制法案が提出され、メーカー側が使用を自主規制するなど世界で販売禁止の流れができつつあります。

一体どういうことなのでしょうか?

今回はスクラブ洗顔が危険性についてご紹介します。

■マイクロビーズとは?

そもそもマイクロビーズとはなんなのでしょうか?

マイクロビーズとは、大きさ1㎜以下のプラスチック粒子のことで、正式名称は「プラスチック・マイクロビーズ」といいます。

このマイクロビーズは研磨剤として、洗顔料だけでなく歯みがき粉やボディソープなどにも広く利用されています。

成分表示では「ポリエチレン」「ポリエチレン粉末」と表示されていることが多いです。

プラスチックで顔や歯をこすっていたと考えるとショックですが、このマイクロビーズの何がそんなに危険なのでしょう。

マイクロビーズが環境や人体に危険な理由は、その特徴にあります。

1つ目は、とても小さいという特徴です。

小さすぎるため下水処理施設のフィルターでも取り除くことができず、自然界に紛れ込んでしまうのです。

2つ目は、人間の肌に比べてかたいという特徴です。

いくら小さくてもプラスチックですから、人間の肌よりかたいのです。

この2つの特徴が環境や人体に危険を及ぼすのです。

次回、最終回は「マイクロビーズの危険な理由!」についてご紹介します。
お楽しみに!
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