■起床時間は一定に!
睡眠不足ならば、休日などにまとめて「寝だめ」をすれば解消すると考えてしまいますが、睡眠をためることはできません。
休日にまとめて睡眠をとろうとしても、睡眠不足による能率の低下はうまく補えません。
人間の体には時計遺伝子が備わっていて、細胞が働く時間を決めています。
その時計遺伝子のパフォーマンスに最適な時間帯を体内時計と呼んでいます。
体内時計は様々な体の働きと関係しますが、一番ポピュラーなのは覚醒と睡眠の最適な時間です。
起床直後の太陽の光を手がかりにリセットし、1日の時刻を刻んでいます。
寝だめをすると体内時計が乱れ、かえって睡眠不足を助長することになります。
睡眠不足を解消するに、朝起きる時間は一定にして毎夜15分ずつ早く寝ることです。
1時間早くすることができれば、それに越したことはありませんが、急には慣れないという人は15分でも早く寝るようにしましょう。
また、寝る前の飲酒、喫煙はやめ、カフェインが入った飲料は就寝前の3~4時間は飲まないようにしましょう。
カフェインはコーヒー、緑茶、紅茶、ココア、栄養・健康ドリンクなどに多く含まれています。
寝る前のスマホやパソコン操作は、画面から出るブルーライトが眠りを妨げることがわかっています。
動画鑑賞等による夜更かしは、健康を考えてほどほどに留めておきましょう。
日中の眠気を感じたら夜更かしをやめて、適切な睡眠時間を確保することが大切です!