尿

尿の変化で健康管理!(最終回)

■尿のpHもチェック!

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pH(ペーハー)は、酸性・アルカリ性を示す指標です。

pH7.0が中性値で、それより値が大きければアルカリ性、小さければ酸性であることを示します。

健康な人の場合、食事や体調によって尿のpHはおおよそ5.5~7.5の範囲で変動します。

尿のpHは、薬局で売られている専用の試験紙で簡単に測定できるので、ぜひ一度セルフチェックしてみましょう!

●おしっこのpHは市販の試験紙で簡単に調べられます。

※詳しくは医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

●おしっこが酸性になると・・・

pH6.0以下になった尿を「酸性尿」といいます。尿のpHが低くなるほど(酸性に傾くほど)尿路結石ができやすいので、特に尿路結石症にかかったことのある方は、再発予防のために尿pHセルフチェックを積極的に行いましょう。

尿の変化で健康管理!(その3)

■おしっこの回数でわかる健康!

排尿の回数は1日に5~6回で、夜間就寝中は尿意を催さないのが普通です。

おしっこの量が変わらないのに、排尿が1日8回以上に増えた状態を頻尿(ひんにょう)といいます。

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●おしっこの回数が増えた

≪こんな場合は心配なし!≫

・水分をたくさんとったとき

・緊張したとき

・寒いとき

≪こんな病気の可能性!≫

・尿道炎

・膀胱炎

・膀胱癌

排尿するときに痛む場合、頻尿や残尿感がある場合は、これらの病気の可能性があります。

・前立腺肥大症

おしっこが出にくかったり、残尿感があらわれたりするほか、夜間の排尿回数が増えます。これらの症状に思い当たったら、泌尿器科を受診しましょう。

次回、最終回は「尿のpHもチェック!」についてご紹介します。
お楽しみに!

尿の変化で健康管理!(その2)

■尿の量の変化でわかる健康!

普通、尿の量は、1日あたり1~2リットルです。

尿の量が3リットル以上(多尿)に増えた場合や、400~500ミリリットル以下(乏尿)に減った場合は注意が必要です。

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●おしっこの量が減った!

≪こんな場合は心配なし!≫

・大量に汗をかいたあと

・下痢をしたあと

それほど心配する必要はありませんが、すぐに水分補給を行うようにしましょう。

≪こんな病気の可能性!≫

・慢性腎炎(むくみや血尿がみられるとき)

・急性腎炎(のどの痛みや発熱などに続いて起こったとき)

内科を受診しましょう。

●おしっこの量がとても増えた

≪こんな場合は心配なし!≫

・お茶やコーヒー、ビールなど利尿作用のある飲みものを
とったとき

・利尿剤を服用したとき

※病気ではありませんが、老化に伴い夜間就寝中の尿量が増加することがあります。

≪こんな病気の可能性!≫

・糖尿病(のどが渇く、体重が減少するなどの症状があるとき)

・尿崩症(脳下垂体からのホルモン分泌異常で起こります)

・腎臓病

次回は「おしっこの回数でわかる健康!」についてご紹介します。
お楽しみに!

尿の変化で健康管理!(その1)

■尿の色でわかる健康!

尿の色は普通、淡黄色か黄褐色(茶色がかった黄色)です。

胆汁に含まれる赤褐色の色素が混じっているためです。

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●尿の色がにごる!

≪こんな場合は心配なし!≫

ホウレン草、たけのこ、チョコレートなどをたくさん食べた。

シュウ酸という成分を多く含むこれらの食品をたくさんとると、尿の中にシュウ酸塩が増え、尿がにごる場合があります(塩類尿)。

≪こんな病気の可能性!≫

膀胱炎・尿道炎・腎盂腎炎など、これらの病気では、尿の中に細菌や白血球が混じり、尿がにごる場合があります。

泌尿器科か内科に診断を受けたほうがいいでしょう。

●尿の色が赤くなる!

≪こんな場合は心配なし!≫

・お薬を服用している

ある種の便秘のお薬、抗生物質、糖尿病のお薬の中には、おしっこを赤くするものがあります。

≪こんな病気の可能性!≫

血が混じっているため尿が赤っぽくなっている場合

・尿路結石(腹部などが痛むケースが多い)

・急性腎盂腎炎(高熱を伴う)

・膀胱炎(排尿するとき痛む)

症状が特にないのに真っ赤なおしっこが一度でも出た場合は、腎臓、膀胱、尿管などの癌の可能性があります。 

必ず泌尿器科を受診しましょう。

●おしっこの色が濃くなった

≪こんな場合は心配なし!≫

・運動などでたくさん汗をかいた

・朝起きぬけのおしっこ

※お薬やビタミン剤が原因で、強い黄色になることもあります。

≪こんな病気の可能性!≫

・肝臓病

・胆道の障害

これらの病気では、おしっこの中にビリルビンという色素や尿素が増え、おしっこの色が褐色になります。

次回は「尿の量の変化でわかる健康!」についてご紹介します。
お楽しみに!
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